■「+」演算子でリストを結合する

「+」演算子を使用すると複数のリストを連結した新たなリストを生成できます

>>> lst = ["春", "夏"] + ["秋", "冬"]【Enter】
>>> lst【Enter】
['春', '夏', '秋', '冬']

■「*」演算子でリストを繰り返す

「*」演算子を使用すると、リストの要素を繰り返した新たなリストを生成できます。

>>> lst = ["春"] * 4【Enter】
>>> lst【Enter】
['春', '春', '春', '春']

■スライスを使用して指定した範囲の要素を取り出す

スライスで範囲を指定して要素を取り出せます。

リスト[開始位置:終了位置]

先頭の要素を「0」とする点、および終了位置は取り出したい要素の次の位置を指定する点に注意してください。次の例ではインデックスが2から4までの要素を取り出します。

>>> num = ["zero", "one", "two", "three", "four", "five", "six"]【Enter】
>>> num[2:5]【Enter】 ←インデックスが2から4までの要素を取り出す
['two', 'three', 'four']

開始位置を省略すると先頭から、終了位置を省略すると最後の要素までが取り出されます。

>>> weekdays = ["日", "月", "火", "水", "木", "金", "土"]【Enter】
>>> weekdays[:3]【Enter】←先頭から3つの要素を取り出す
['日', '月', '火']
>>> weekdays[3:]【Enter】←インデックスが3の要素から最後まで取り出す
['水', '木', '金', '土']

なお、最後に「:ステップ数」を指定すると、ステップ数ごとに要素を取り出せます。たとえば、偶数番目の要素を取り出すには次のようにします。

>>> weekdays[::2]【Enter】
['日', '火', '木', '土']

■区切り文字で区切られた文字列をリストに変換する

文字列に用意されているsplit()メソッドを使用するとカンマ「,」などの区切り文字で区切られた文字列をリストの要素に変換できます。

メソッド:split(区切り文字)
説明:文字列を区切り文字で分割したリストを戻す。

次に例を示します。

>>> str = "東京,大阪,名古屋,京都,青森"【Enter】
>>> lst = str.split(",")【Enter】
>>> lst【Enter】
['東京', '大阪', '名古屋', '京都', '青森']

* 区切り文字を指定しない場合にはスペース、タブ、改行文字列で分割されます。